DISKAHOLICS ANONYMOUS DAYS

プロフィール

uich

Author:uich
シネフィルに憧れます。
一人称が安定しません。

最近の記事
カテゴリー
最近のコメント
月別アーカイブ
リンク
最近のトラックバック

芸術に触れたときの感動を忘れないためのブログ

スポンサーサイト

--.--.--.--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ウェス・アンダーソン 『アンソニーのハッピー・モーテル』

Sun.03.02.2008
0 comments
anthony

最も好きな映画監督、ウェス・アンダーソンの処女作をやっと観ることができた。
精神療養施設から退院したアンソニーが、悪ガキな相棒のディグナンと金持ちのボブと一緒に強盗をして、逃亡して…と書くと、とても悪そうな奴らの犯罪映画に見えるが、全然違う。むしろ主人公たちはみんな純粋で間抜けな奴らばかりだ。ウェス・アンダーソンの映画の主人公はみんなどこか頭のネジが外れている。
この映画を観ると、ウェス・アンダーソンは処女作からすでにウェス・アンダーソンだったことがわかる。意識的にハズシたストーリー作りをしているし、監督のファンにはお馴染みの俳優がたくさん出てるし、音楽の使い方のセンスは最高だし。
主人公の二人を演じたウィルソン兄弟はこれ以降の作品にも深く関わることになるけど、やっぱり存在感があるなあ。『ライフ・アクアティック』で主演だったビル・マーレイもそうだけど、監督と俳優とのいい交友関係が映画を観ていても伝わってくる。良い人脈が良い映画を作るんだなあ。こういう人たちを俺は「偉大なるアンダーソン家の人々」と呼びたい(オーソン・ウェルズの『偉大なるアンバーソン家の人々』に引っ掛けてるわけです。我ながらウマイ)。

アンソニーがモーテルで働く女の子に恋をする純粋さと、ディグナンが理想を追いかけ続ける純粋さには感動する。まるでペイヴメントの音楽みたいな、愛すべき間抜けども。やっぱりウェス・アンダーソンは最高だなー。


トレイラー
スポンサーサイト

テーマ : DVDで見た映画 - ジャンル : 映画

タグ : ウェス・アンダーソン 映画 アンソニーのハッピー・モーテル ライフ・アクアティック

ウディ・アレン 『タロットカード殺人事件』

Fri.01.02.2008
0 comments
wa
シネ・ウインドでウディ・アレンの『タロットカード殺人事件』を観た。いやー、面白かった。

ジャーナリスト志望の女子大生と、三流マジシャンが連続殺人事件を捜査する話。
これはもう、スカーレット・ヨハンソンとウディ・アレンの相性の良さを観て楽しむ映画だ。二人が罵り合ってるだけで十分楽しい。

スカーレット・ヨハンソンのビッチぶりには脱帽。彼女が演じる女子大生はダサい丸メガネにダサい服装という格好で一見保守的だが、実は気軽に男とセックスするような女なんだなー。プールのシーンでのムチムチの水着姿はかなりエロい。男を惑わすためにわざとやってるとしか思えない。…というか、彼女は自分の魅力をちゃんと理解していて、その見せ方も上手いんだと思う。
ウディ・アレンの話芸(と呼びたい)は相変わらず面白いんだが、失礼ながらも彼が可愛く見えてしまうのは俺だけだろうか…。70歳を超えるウディ・アレンが、マギー司郎並みの三流マジックを披露する姿はとてつもなくチャーミングだった。


トレイラー


テーマ : 今日観た映画 - ジャンル : 映画

タグ : ウディ・アレン タロットカード殺人事件 スカーレット・ヨハンソン

ウェス・アンダーソン 『ライフ・アクアティック』

Thu.24.01.2008
0 comments
la

ウェス・アンダーソン監督の最新作『ダージリン急行』の公開が待ちきれず、またこの映画を観てしまった。これで4回目だ。彼女には「よく分からなかった…」と言われ、I倉さんには「くだらない」と言われてそこそこ傷ついてしまったわけだが、俺はめげない。とにかく、俺はこの映画を心の底から愛しているんだ!!!!

海洋学者でドキュメンタリー映画監督のスティーヴ・ズィスーが、友人を食い殺した「ジャガーザメ」に復讐するため(そしてそれを記録映画にしてヒットさせるため)「チーム・ズィスー」を率いて海の冒険に繰り出すという話。
キャストが素晴らしいのだが、特に主人公のズィスー役のビル・マーレイは別格だ。寂しい中年オヤジを演じさせたら彼の右に出る者はいないが、この映画でもそれが見事にはまっている。傲慢だが、憎めない。彼のすっとぼけた表情はウェス・アンダーソンのほぼ全ての作品における重要な構成要素だ。今日分かったのだが、小さい頃大好きだった『ゴースト・バスターズ』の主役もビル・マーレイだった。これは嬉しい偶然だ。俺はずっと前からこの人が好きだったんだな。

この映画で素晴らしいと思うのは、監督の映画に対する愛情が画面の細部にまで溢れているところだ。船の断面セットをズィスーが説明する場面を見ればそれは一目瞭然。あんなセットと場面、他の監督は絶対に作らない!
衣装や小道具へのこだわりも見逃せない。チーム・ズィスーの赤いニット帽と水色のシャツはめちゃくちゃかわいいし、音楽が聴ける黄色いヘルメットやアディダスの特注スニーカーは見ていて嬉しくなる。「クレヨン・タツノオトシゴ」や「キャンディーガニ」などの不思議な生き物たちもいい。こういった細かいもののセンスある色使いは、映画全体を鮮やかにしている。

劇中に流れる音楽のセンスも、抜群にいい。デヴィッド・ボウイのポルトガル語カバーをセウ・ジョルジが歌うシーンなんかはあまりにもオイシすぎる。ディーヴォとかイギー・ポップの使い方も上手いし。
なぜかサウンドトラックには収録されていないが、ジャガーザメに遭遇するシーンで流れるシガー・ロスの曲は美しくてとても感動的だ。これとビル・マーレイの表情には思わず目頭が熱くなった。

何度見てもわくわくする映画だ。もう、たまらなく好き。そのうちDVDを買おう。


トレイラー


テーマ : 映画感想 - ジャンル : 映画

タグ : ウェス・アンダーソン ビル・マーレイ ライフ・アクアティック ダージリン急行

『カート・コバーン アバウト・ア・サン』

Mon.03.12.2007
0 comments
kurt

12月1日、シネ・ウインドで>『カート・コバーン アバウト・ア・サン』を観てきた。

去年は部活の仲間たちでカートをモデルにした『ラスト・デイズ』という物語を観に行ったが、今回のこれは伝記映画。
マイケル・アゼラッドが行ったインタビューの録音テープに残されたカート本人の語りが映画の中心で、それにあわせてカートの過ごした土地の風景と、カートの愛した音楽が流れるという感じだった。ニルヴァーナの音楽は全く流れないし、カートの映像も殆ど使われていない。

こういう構成に最初は少し退屈してしまったが、高校時代にパンク・ロックと出会い、バンドを組むというエピソードが語られる辺りから俄然面白くなってきた。また、妻のコートニー・ラヴと娘のフランシスについて語る場面では、カートの家族への深い愛情が伝わってくるようだった。

この映画を観ている間、僕はカートと同じ時間を過ごしているような錯覚を覚えた。
最後に、「カート・コバーンは 1994年4月5日に自殺した」という表示が出たとき、涙がぼろぼろとこぼれてきた。
だって、彼は心の底から音楽を愛し、家族を愛していたのだ。彼は心優しい、ごく普通の青年だったのだ。彼がもし生きていたら、今でもすごい音楽を作り続けていただろう。そう思うと、たまらなく悲しくなった。

この映画には、マスコミによって「ロック・スター」に祭り上げられたカート・コバーンの姿は見当たらない。若くして自殺したことで、彼は神格化されてしまった。そのせいで彼の本当の姿が見えなくなってしまった。
僕も中学のとき、思春期特有の心境から、自殺をしたカートに憧れていた。僕が洋楽に興味を持ち始めた頃には、彼はとっくに死んでいたのだ。間に合わなかった音楽への憧憬もあって、僕はニルヴァーナに心酔した。自分の部屋にはカートの写真と、『ネヴァーマインド』のジャケットのポスターまで貼っていたくらいだ。

だから僕もカートの真実の姿を知らなかったのだ。この映画を観て、彼は別に特別変わった人間でもなんでもないんだということを知った。そして、そこにとても親しみを覚えた。

しばらくはニルヴァーナのCDを聴き返してみようと思う。


『カート・コバーン アバウト・ア・サン』 トレイラー


NIRVANA 「In Bloom」 まったくふざけたPVだ。でも最高。



テーマ : 映画感想 - ジャンル : 映画

タグ : nirvana カート・コバーン アバウト・ア・サン

アキ・カウリスマキ 『浮き雲』

Mon.15.10.2007
0 comments
uki

アキ・カウリスマキの「敗者3部作」のうちの1つ、『浮き雲』をやっとレンタル屋で見つけた。
うーん、これは傑作だ。やっぱりカウリスマキの映画は最高。社会のどん底にいる人々への優しい眼差しに、心を打たれる。

『浮き雲』は「敗者3部作」で唯一、女性が主人公の物語だ。夫のリストラに続いて自分も失業してしまったイロナが、レストランを開業するという希望を手に入れるまでを描いている。
この作品でも「決して笑わない」登場人物たちがいい味を出していて、またしても僕はその表情に笑わされたり、泣かされたりしてしまった。

ラストシーンで、寄り添って空を見上げる夫婦の姿がとても印象的だった。
辛いことばかりのときでも、希望は見えてくるものだ。アキ・カウリスマキの映画を見るたびに、僕はそのことを思い出す。




テーマ : 映画 - ジャンル : 映画

タグ : アキ・カウリスマキ 浮き雲 映画

ソフィア・コッポラ 『ロスト・イン・トランスレーション』

Fri.12.10.2007
0 comments
lit

ソフィア・コッポラの2作目、『ロスト・イン・トランスレーション』。
1作目の『ヴァージン・スーサイズ』に対しては、「まあ、いいんじゃないかな~」みたいな曖昧な感想しか持っていなかった。その瑞々しい感性には驚かされたんだが、やっぱりこれは女の子の世界だなあと思うと、どうしても苦手意識のほうが勝ってしまう。女の子の世界は完全に僕の理解の範疇外にある。よくわからない。

そんなわけで『ロスト・イン・トランスレーション』も不安と期待が入り混じる気持ちで観たのだが、結構良かった。
「日本人の描き方が屈辱的だ」という話は良く聞いていたけど、僕はそんなふうには感じなかった。日本に初めて来たアメリカ人にとって、日本の文化がおかしく見えることだって当然あるだろう。そもそもそういう状況のなかで感じる疎外感がこの作品の重要なテーマなのだから、そんなことを言っても始まらない。ソフィア・コッポラ自身が日本についてあまり勉強していないだろうということは、この作品を見た誰もが気付くだろう。それよりもむしろ監督の素晴らしい感性を見て評価するべきなのだ。

主演のビル・マーレイは本当に素晴らしい。僕は彼が大好きだ。





テーマ : 今日観た映画 - ジャンル : 映画

タグ : ソフィア・コッポラ ビル・マーレイ ロスト・イン・トランスレーション スカーレット・ヨハンソン

『プラネット・テラーinグラインドハウス』

Tue.02.10.2007
0 comments
p1p2
(画像はallcinemaONLINEより)

今日は映画が1000円で観られる日。
ワーナーマイカルシネマズ新潟でロバート・ロドリゲス監督の『プラネット・テラーinグラインドハウス』を観てきた。

いやー、最高だった!!!!アクションやホラー、B級映画が好きな人には超超超お薦め。新潟ではもうすぐ公開が終わってしまうが、これは高いお金を払ってでも絶対に映画館で観た方がいい。というのも、この映画のコンセプトである「グラインドハウス」の雰囲気は、テレビ画面じゃ味わえないからだ。

まずいちばん初めの架空の映画『マチェーテ』の予告編ですごくわくわくする。そして中盤のセックスシーンの途中で急に「1巻紛失」という画面に切り替わって、本編が再開したと思ったらいきなり家が爆発炎上するシーンだったりして、とにかく演出がニクイ。
登場人物の撮り方から、舞台設定、台詞まわし、アクション、壮絶でグロテスクな死に様に至るまで、どれをとっても徹底的にB級を貫き通していて、本当に素晴らしい。細かい部分にいちいち驚かされたり笑わされたりしているうち、あっという間に120分間が経ってしまった。

主人公がゾンビに片足を喰いちぎられたあと、そこにマシンガンを装着して戦っちゃうとか、もうひとりのヒロイン(女医)は注射器をガーターベルトに仕込んでおいて、いざというときはピストルみたいに発射するとか、面白いシーンの例を挙げればきりがない。
特にヘンタイ軍人役のタランティーノがヒロインのふたりに両目を潰されるシーンは最高だった。やったぜ!って、思わず心の中でガッツポーズしちゃったね。

とにかくすごい映画だった。もう一度映画館に観に行きたいなぁ。んで、もう一度爆笑して幸せな気分になりたい。


『プラネット・テラーinグラインドハウス』トレイラー



テーマ : グラインドハウス - ジャンル : 映画

タグ : プラネット・テラー グラインドハウス ロバート・ロドリゲス クエンティン・タランティーノ

NEXT PAGE »


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。