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ジャック・ケッチャム 『地下室の箱』

Mon.17.12.2007
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ケッチャム

卒論そっちのけで最後まで読んでしまった……。
ジャック・ケッチャムは、「胸クソ悪くなる小説を書かせたら右に出るものはいない」と評判の小説家である。そして、「面白いからこれ読んでみてよ」などと気軽に人に勧めることが絶対にできない小説家でもある。
僕はこれで3冊目(『オフ・シーズン』、『老人と犬』、そしてこの『地下室の箱』)だが、未だにケッチャムの世界に慣れることができない。今回もやっぱり胃がキリキリ痛んで、吐き気をもよおした。でも主人公の運命が気になって、ページをめくらずにはいられない。
ケッチャムを読むことは本当にスリリングな体験だと思う。主人公の置かれた状況が少しでも良くなるように祈りつつ(でもそれが無理なのは分かっている)ページをめくるが、そこには思った通り、いやそれ以上に最悪な展開が繰り広げられるのだ。そしてその度に読者は衝撃を受ける。じっさい、読んだ後はかなり疲れるし、最低最悪な気分になる。「こんなもん、読まなきゃよかった…」っていうセリフはケッチャムの小説のためにあるようなものだ。
でもだから彼が狂った人間かといったらそうではない。彼がとても人道的な立場から小説を書いていることは明らかだ。そこが単なるスプラッター小説にはない深みを作品に与えているのだろう。



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テーマ : 文学・小説 - ジャンル : 小説・文学

タグ : ジャック・ケッチャム 地下室の箱

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