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岡崎京子 『うたかたの日々』

Tue.25.12.2007
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utakata

僕は漫画をあまり読まないが、好きな漫画家は何人かいる。岡崎京子もそのうちの一人だ。
2年のとき、柿Pさんに「岡崎京子が好きなんすよ~」と言ったら、何冊も貸してくださって、一気読みした覚えがある。
でもボリス・ヴィアンの小説を漫画化した『うたかたの日々』だけは読んだことがなくて、まあ卒論のテーマもボリス・ヴィアンだし、息抜きに読んでみようと思って購入した。

今、小説の『うたかたの日々』をイヤというほど読み込んでいるので、自分が思い描いていたイメージと漫画の相違が気になった。特にパルトルはもっと太っちょで融通が利かない感じに描いてほしかった!!…まあこれは仕方がない。
でもこれだけは強く言いたいのだが、いくつかの重要な場面が、絵ではなく原作を引用した文字だけで説明されているのはとても残念だった。文章を多用する描き方は岡崎京子の特徴でもあるのだが、原作がある以上、それに頼るのではなくもっと自分の絵で描ききって欲しかった。ボリス・ヴィアンも岡崎京子も好きだからこそ、そう思うのだ。

でも主人公のコランとクロエはよく描かれていると思う。彼らが初めて出会う場面や結婚式の場面は本当に美しいし、クロエの病気によって破滅へと向かってゆくその痛みは、岡崎京子にしか描けないものだと思う。特にアパルトマンが段々と荒廃してゆく様子や沼地に呆然と立ちすくむコランの姿はどうしようもなくやるせない。

この漫画を読んで、原作の素晴らしさを再認識できたし、卒論ももっと頑張って書こうと思った。


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タグ : 岡崎京子 ボリス・ヴィアン うたかたの日々 日々の泡

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