DISKAHOLICS ANONYMOUS DAYS

プロフィール

uich

Author:uich
シネフィルに憧れます。
一人称が安定しません。

最近の記事
カテゴリー
最近のコメント
月別アーカイブ
リンク
最近のトラックバック

芸術に触れたときの感動を忘れないためのブログ

スポンサーサイト

--.--.--.--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

アキ・カウリスマキ 『過去のない男』

Tue.04.09.2007
2 comments
k2

以前『街のあかり』を観てとても感動したので、またカウリスマキの映画を観ることにした。今回は『過去のない男』だ。
暴漢に襲われて記憶喪失になってしまった主人公が、周囲の人々に支えられて、前向きに生きていく、というストーリー。

正直に言って、『街のあかり』の衝撃が凄まじかっただけに、自宅の小さなテレビ画面で観た『過去のない男』は見劣りしてしまったが、それでもやっぱり素晴らしかった。登場人物たちの優しさ、暖かさが伝わってくるようだ。
主人公は記憶喪失だから、タイトル通り「過去のない男」だ。そして、過去がないからこそ前だけを向いて生きていける。でもそれは主人公の周りにいる人々の暖かさがなければありえないことだろう。浜辺に倒れている主人公を助けた夫婦、歌はダサいが頑張っているバンドのメンバーたち…。悪徳警官や銀行強盗でさえなぜか憎めない人物として描かれている。特に主人公と恋に落ちるイルマはいい。ぜんぜん美人ではないのだが……。
カウリスマキの映画に毎回登場するという犬も、いい味を出している。悪徳警官が連れている「ハンニバル(食人鬼)」という犬だ。名前だけはすごいのに、最初から主人公に咬みつく様子が全くないし、見た目も全然怖くない。しかも途中でこの犬はメスだということが判明する。いったいなんなんだよその設定は!と思うが、そこがいいのだ。

カウリスマキの映画は将来DVDで集めたい……と思ったら、ほとんどが廃盤になっているじゃないか!こんな素晴らしい監督の映画が気軽に観られないなんて、日本はなんて文化的水準の低い国なんだろう。観る価値のないくだらない映画が幅を利かせているこの状況には、いつもうんざりさせられる。


『過去のない男』ラストシーン




スポンサーサイト

タグ : カウリスマキ 過去のない男

« ROXY MUSIC 『AVALON』 | home | アキ・カウリスマキ 『街のあかり』 »

comment
日本って、海外の映画祭で賞とったとかそういうのよりも、どれだけ有名な人が出てて有名な監督が作ってるかっていう方が重視されているような気がします。
しかも、その「有名」というのもワイドショーのネタ並の基準で。ハリウッドスターが全てかってな具合で。
ついでに、日本のカリウスマキと呼ばれている(?)小林政広さんの映画も観てみては?ほとんどレンタルに置いてないけど。
そうですねえ。面白い映画がそういうものの影に隠れてしまうのはもったいないと思います。
小林政広さん、調べてみましたがなかなか面白そうです。ビデオ探してみます!
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。