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芸術に触れたときの感動を忘れないためのブログ

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ウディ・アレン 『タロットカード殺人事件』

Fri.01.02.2008
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シネ・ウインドでウディ・アレンの『タロットカード殺人事件』を観た。いやー、面白かった。

ジャーナリスト志望の女子大生と、三流マジシャンが連続殺人事件を捜査する話。
これはもう、スカーレット・ヨハンソンとウディ・アレンの相性の良さを観て楽しむ映画だ。二人が罵り合ってるだけで十分楽しい。

スカーレット・ヨハンソンのビッチぶりには脱帽。彼女が演じる女子大生はダサい丸メガネにダサい服装という格好で一見保守的だが、実は気軽に男とセックスするような女なんだなー。プールのシーンでのムチムチの水着姿はかなりエロい。男を惑わすためにわざとやってるとしか思えない。…というか、彼女は自分の魅力をちゃんと理解していて、その見せ方も上手いんだと思う。
ウディ・アレンの話芸(と呼びたい)は相変わらず面白いんだが、失礼ながらも彼が可愛く見えてしまうのは俺だけだろうか…。70歳を超えるウディ・アレンが、マギー司郎並みの三流マジックを披露する姿はとてつもなくチャーミングだった。


トレイラー


テーマ : 今日観た映画 - ジャンル : 映画

タグ : ウディ・アレン タロットカード殺人事件 スカーレット・ヨハンソン

Dirty Projectors 『Rise Above』

Wed.30.01.2008
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dp

いろんな音楽雑誌の「2007年ベストアルバム」特集で上位に入っていたDirty Projectorsの新作を聴いてみた。
すっげー…。去年のうちに聴いていれば、確実に「俺が勝手に決める、今年リリースされたアルバムベスト10」の3位以内に入れていただろう。エセ超能力者のCDなんて聴いてる場合じゃないな。

このアルバムはBLACK FLAGの『DAMAGED』を記憶だけを頼りに再現されたものだが、全然ハードコアの形式とは違う音になっているところがすごい。むしろ同じブルックリンから出たアニマル・コレクティヴのように、まったく自由な音楽が鳴らされている。予測不能な展開やヴォーカルのかなり風変わりな歌い方、女性コーラスの不思議な響きは、どんな国籍も超えて人の心に訴える普遍的な何かを持っているように思う。

ハード・コアを再構成してなんでこんな美しさを持ったポップ・ミュージックが作れるのか。俺にはまったく分からないが、とにかく素晴らしい才能だ。終曲「Rise Above」はアルバムの中でもその美しさの点で最高の一曲だと思う。

Dirty Projectors - Rise Above



Dirty Projectors - Gimmie Gimmie Gimmie


テーマ : 洋楽 - ジャンル : 音楽

タグ : dirtyprojectors riseabove

珍盤『ユリ・ゲラー』

Sun.27.01.2008
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今日は街で何枚かCDを買ってきた。去年話題になったDirty Projectorsとか、Cobblestone Jazzとか。しかし、しょーもないもんまで買ってしまった。昔日本で大ブームになったユリ・ゲラーのアルバムだ。

俺が小さい頃この人はよくテレビに出ていて、超能力を電波に乗せてスプーン曲げとか壊れた時計を動かすとかをやっていたな。今、何してるんだろう。ネットで検索すれば分かるんだろうが、特に調べる気にもならない。そんなこと、どうでもいいわ…。
こんな風に俺を無気力にしたのはこのCDだ。はっきり言って笑いのネタ以外の何物でもない。確かに純粋な好奇心から、ずっと聴いてみたいとは思っていた。しかし、こんな金の無いときに、なぜ俺はユリ・ゲラーなんかを買わなくてはならないのか。ユリ・ゲラーを買うお金(1500円)で、もっと心の深遠に響くような、素晴らしいアーティストたちのアルバムを買えたはずだ。それがなぜユリ・ゲラーになってしまうのか…、俺は自分が分からない。Owenが、Juana Molinaが、ゆらゆら帝国が(これらはもっとアルバムを買って聴いてみたい人たち)、俺に親しげに手を振っている。「僕たちのアルバム、買ってね!」と。しかしその光景は、ユリ・ゲラーの濃いジャケットと甘く切なげなヴォイスにかき消されてしまうのだった…。

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↑このようにぐるんぐるんに巻きの入ったフォントが印象的な、ユリ様のアルバム。

癒し系なBGMに、ユリ様の胡散臭いことこの上ない日本語による語りが乗せられる。
「フカァーイ…フカァーイ…ナガァーイ…ヒロォーイ…○○○(聴き取り不能)…ワタシハソコデ、水タチノヨウニ、浮イテイル……星タチハ、ミンナニテイマス…アナタト、ワタシガ、ニテイルヨウニ…」(2.「ヴェルヴェット・スペース」)
ああ、なんて甘い囁きなんだ…。なんだか頭がぼーっとしてきた。

最後の「ムード」という曲は、ユリ様のスプーン曲げ指南だ。
「タダ無心ニ、ナニカヲ手ニトリアゲヨウ…ソレガ、フォークデアレ、スプーンデアレ、ナンデモイイ…(中略)ココロノナカデ、マァガレ、マァガレ、ト、クリカエス…」

次に引用する部分は、ユリ様の甘い声のせいで、とてもエロく聴こえる。
「ユビノサキデ、ソットナゾル…ウエカラシタヘ…キンゾクニ、ジカニ触レ、ヤサァーシク、ソォーット、ナデテヤル…マァガレ、マァガレ…」

スプーンを曲げられなかった人のために、こんな言い訳も用意してある。
「モシ、マガラナクテモ、ケッシテ、気ヲ落トサナイデ…ダレガヤッテモ、イツデモ、起コルトイウモノデハナイカラデス…タダ、チャンスニ、メグマレナカタダケノコト、アルイハ、ムードガ、シックリシナカッタノデショウ…ワタシニダッテ、ヨクソンナコトガ、アルノデス…」

ユリ様の甘い囁きに夢見心地になった俺は、スプーンをそっと手に取り、「マァガレ、マァガレ」と念じた。しかしスプーンは曲がらない。しばらくして、ユリ様が言い訳を始めた。俺は激昂し、コンポから取り出したCDを渾身の力でぐにゃぐにゃに曲げたのだった。



「ヴェルヴェット・スペース」


「ムード」

テーマ : 洋楽CDレビュー - ジャンル : 音楽

おおひなたごう 『銀河宅配便マグロ』第1巻&漫☆画太郎 『世にも奇妙な漫☆画太郎』第2巻

Sat.26.01.2008
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og

ヴィレッジ・ヴァンガードで見つけた。おおひなたごうって、名前は知ってたけど全然読んだことがなかった。ゆらゆら帝国の坂本慎太郎の推薦文が他の漫画の帯に書いてあって、さかもっさんが面白いっていうなら俺も絶対気に入るはずと思い、買ってみた。今、「さかもっさん」って書いたけど、知り合いとかではないです。全然。言ってみたかっただけなの。
さて、『銀河宅配便マグロ』、なんじゃこの面白さはー!!!
ギャグマンガなんだが、主要なキャラがみんな天然のバカで、本業の配達そっちのけで、でかいちくわを買ってきてそれをくぐり抜けて遊んだりしてる。なんなんだお前ら。
第8話で龍宮城に配達しに行くのだが、その回のオチが最高に笑えた。俺が求めるギャグ漫画のお手本を見せてもらった気がした。


gataro

同時に買った漫☆画太郎の『世にも奇妙な漫☆画太郎』も最高だった。もう、「画太郎先生!」と呼びたいくらい尊敬してる。ひとつのコマをコピーして延々と使いまわし、それによって同じシーンが何度も繰り返されることの面白さ!
画太郎先生の漫画はエロ・グロ・ナンセンスを地で行ってるが、その中になんともいえない人情が感じられるところが素晴らしいと思う。


漫画を読むのは目が疲れるし、周りのみんなが好きな少年漫画は面白さが全然分からなくて話題についていけないから、総じて漫画は苦手だ。でも、こういう面白い漫画を描いてくれる人たちがいるのが嬉しい。俺も漫画読めるんだ、って思う。
明日、『マグロ』の第2巻を買いに行こう。

テーマ : マンガ - ジャンル : アニメ・コミック

タグ : おおひなたごう 漫☆画太郎 マグロ ゆらゆら帝国 坂本慎太郎

ウェス・アンダーソン 『ライフ・アクアティック』

Thu.24.01.2008
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ウェス・アンダーソン監督の最新作『ダージリン急行』の公開が待ちきれず、またこの映画を観てしまった。これで4回目だ。彼女には「よく分からなかった…」と言われ、I倉さんには「くだらない」と言われてそこそこ傷ついてしまったわけだが、俺はめげない。とにかく、俺はこの映画を心の底から愛しているんだ!!!!

海洋学者でドキュメンタリー映画監督のスティーヴ・ズィスーが、友人を食い殺した「ジャガーザメ」に復讐するため(そしてそれを記録映画にしてヒットさせるため)「チーム・ズィスー」を率いて海の冒険に繰り出すという話。
キャストが素晴らしいのだが、特に主人公のズィスー役のビル・マーレイは別格だ。寂しい中年オヤジを演じさせたら彼の右に出る者はいないが、この映画でもそれが見事にはまっている。傲慢だが、憎めない。彼のすっとぼけた表情はウェス・アンダーソンのほぼ全ての作品における重要な構成要素だ。今日分かったのだが、小さい頃大好きだった『ゴースト・バスターズ』の主役もビル・マーレイだった。これは嬉しい偶然だ。俺はずっと前からこの人が好きだったんだな。

この映画で素晴らしいと思うのは、監督の映画に対する愛情が画面の細部にまで溢れているところだ。船の断面セットをズィスーが説明する場面を見ればそれは一目瞭然。あんなセットと場面、他の監督は絶対に作らない!
衣装や小道具へのこだわりも見逃せない。チーム・ズィスーの赤いニット帽と水色のシャツはめちゃくちゃかわいいし、音楽が聴ける黄色いヘルメットやアディダスの特注スニーカーは見ていて嬉しくなる。「クレヨン・タツノオトシゴ」や「キャンディーガニ」などの不思議な生き物たちもいい。こういった細かいもののセンスある色使いは、映画全体を鮮やかにしている。

劇中に流れる音楽のセンスも、抜群にいい。デヴィッド・ボウイのポルトガル語カバーをセウ・ジョルジが歌うシーンなんかはあまりにもオイシすぎる。ディーヴォとかイギー・ポップの使い方も上手いし。
なぜかサウンドトラックには収録されていないが、ジャガーザメに遭遇するシーンで流れるシガー・ロスの曲は美しくてとても感動的だ。これとビル・マーレイの表情には思わず目頭が熱くなった。

何度見てもわくわくする映画だ。もう、たまらなく好き。そのうちDVDを買おう。


トレイラー


テーマ : 映画感想 - ジャンル : 映画

タグ : ウェス・アンダーソン ビル・マーレイ ライフ・アクアティック ダージリン急行

くるり初のライブアルバム

Tue.22.01.2008
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くるり初のライブアルバム『Philharmonic or die』が2月20日に発売される。その収録曲がくるりonWEBで発表された。

DISC2の収録曲を見て驚いた。「夜行列車と烏瓜」がなんと1曲目になっているではないか!この曲は、今では廃盤でヤフオクとかで高値で売られている『もしもし』に収録されていた曲だ。もちろん僕がこんな高いものを買えるわけは無いのだが、幸運にも新潟のFM局であるFM-PORTで聴いたことがある。そしてすごく気に入ったのだ。特に、
「触ってみたいな あの子の白くて大きなおっぱい/あぁムニャムニャムニャムニャムニャムニャ……」
っていう素晴らしい歌詞がしばらく頭から離れなかった。この曲がライブ盤で聴けるとはね…。嬉しい。2月が楽しみだ。

テーマ : 音楽 - ジャンル : 音楽

タグ : くるり ワルツを踊れ もしもし 夜行列車と烏瓜 ライブ

Rufus Wainwright 『POSES』

Mon.21.01.2008
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rufus
今日は朝からルーファス・ウェインライトの曲が頭の中で流れていたもんで、あんまり聴いてなかったセカンドアルバムをちゃんと聴いてみた。やっぱいいなあ。この声は大好きだ。
映画『アイ・アム・サム』でビートルズの「Across the Universe」をカバーしていた人、といえばピンと来る人も多いかも。あれはいいカバーだった。

ルーファス・ウェインライトほど「オリジナリティ」を感じさせるミュージシャンもなかなかいないだろう。もともとクラシックを学んでいたこともあって彼の音楽にはオペラのような華やかさがある。伸びやかで印象的な声。そして自分がゲイであることを隠さずストレートに表現していることも、彼の音楽を唯一無二のものにしている大きな要素だ。


1曲目の「CIGARETTES&CHOCOLATE MILK」は彼の茶目っ気がよく表れていて好きだ。
「タバコとチョコレート・ミルク/それが僕の欲しくてたまらないもの/何につけても僕は/ちょっぴり強めで、ちょっぴり濃いめで、ちょっぴり体に悪いものが好きみたい」
タバコと酒、タバコとコーヒー、じゃなくて「タバコとチョコレート・ミルク」が好きってのがたまらなくいいな。


Rufus Wainwright - Cigarettes And Chocolate Milk



Rufus Wainwright - Across The Universe


テーマ : 洋楽 - ジャンル : 音楽

タグ : ルーファス・ウェインライト rufus wainwright poses

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